アンティーク家具達のプロフィール②【 エミール・ガレ(Emile Galle)工房による二段ネストテーブル 】
2022/03/24
【 エミール・ガレ(Emile Galle)工房による二段ネストテーブル 】
1900年頃
植物学や生物学をはじめとする博物学的な知識と卓越した技術を駆使して、傑出した芸術作品を次々と生み出したエミール・ガレ( 1846-1904 )。
フランス・アール・ヌーヴォー期を代表する芸術家エミール・ガレ(Emile Galle)工房による二段ネストテーブルは一段ずつ違ったデザインが取り入れられています。
イタリア伝統工芸の木象嵌マーケタリーが天板に施されたオーセンティックなデザインと技巧をこらしたディテール。
詩的で、幻想的、そして、象徴的なエミール・ガレの世界観。
情緒豊かなモチーフ、豊かな工芸技術が集結された花のフォルムをまるでデフォルメしたかのような花模様がそれぞれの天板に描かれています。
アール・ヌーヴォーが生んだ天才芸術家による暮らしを美しく彩ったデザインの作品です。
マーケタリー象嵌とは
薄い木をパズルのように組み合わせ、木の持つ風合い・色合い・木目を生かしながら、自然の色の濃淡で光と影を表現していく木で出来た絵画のことをいいます。