アンティーク家具達のプロフィール④ 【 世界遺産の屋久島から 】
2022/03/28
世界遺産の屋久島から
屋久島は、鹿児島県に属する離島で、九州の一番高い山がこの小さな屋久島に存在します。
夏は、暑く、台風は多く、冬には雪が降る、と、言うと驚く方もいると思いますが、冬の平均気温は札幌より屋久島の方が低いんです。
そんな悪条件の島で育つ杉だからこそ、年輪が異常に細かく超筋肉質な木になるため、1000年以上耐えうる長寿の木が育つのです。
天然記念物指定された屋久杉とは
屋久杉は世界自然遺産登録地、屋久島内で標高600m以上、樹齢1000年以上で生息する杉のことを屋久杉と呼びます。
1000年未満の杉を小杉と呼び、植林の杉は地杉と区別されています。1993年には世界自然遺産に登録されましたが、天然記念物指定された屋久杉は現在では伐採を禁止とされています。
そのまま生かした自然の形と美しい杢目や樹齢の深さが私たちに屋久島の森の息吹を伝えてくれているようです。